三流外資系サラリーマン大家です。
本日は不動産貸し出しに伴う不動産会社への広告費に関する話題です。
地方により差異はありますでしょうが、賃貸契約が締結されると不動産会社は借り主から仲介手数料がもらえ、大家からは広告料が手に入る仕組みとなっています。
広告料は月賃料の何ヵ月分などという契約で大家と不動産会社の間で決まります。
さすがに現在のネット社会においてSUUMOやアットホームへ広告を乗せずに客付けを行うのは自殺行為ですので、広告費は支払わなければなりません。
当然だと思います。
一方で物件の条件にもよるのですが数ヶ月も払う必要はどうなのかと思います。
私がこの前決めた3号物件のスペックですと
悪い点
○購入したままクリーニングなし
○購入したままクロス、カーペット張り替えなし
○大昔の一口コンロ
○馴染みのないガスエアコン
○三点ユニットバス
○洗濯パン付き洗濯機置き場なし
○変なハイアールのちっちゃい洗濯機有
○築40年
良い点
○仙台市内中心部 アクセス最高
○分譲賃貸 静粛性に優れる オートロック
○過去の高級分譲マンション
○26平米なのに賃料激安
冷静に考えてみますとこのスペックでは広告費を上積みしなくとも、ほったらかしでもそのうちに入居が決まるレベルです。
実際SUUMO等を見てこの物件が良いということで複数名の内見者が来ております。これは物件の力であり不動産屋の力ではありません。
更に内見時の好感度UPの為の装飾、器具説明は大家自ら実施してます、不動産屋は何もしてません。
一方で今回の契約においては一旦親御さんからキャンセルの連絡があったところを『少々お待ち下さい大家に掛け合います』と言い結局契約にこぎ着けたという経緯もあります。ここでポンコツ不動産屋ならば契約とりに行かないかもしれません。
また入居者様は理系の学生さんのようであり、大学院進学の事まで考えますと長期戦になりそうです。ポンコツ洗濯機とガスエアコンが心配で今後の管理も同一不動産屋なのでそこの面倒もしっかり見てもらいたいという気持ちもあります。
更に長期戦でありますから、不動産屋に潰れられても困ります。大家と不動産屋で共存共栄でいかねばなりません。不動産屋に金がなければ良い客も寄って来ません。
『金持ち喧嘩せず、カネは貰った方が立場が下になる』
以上の事を考慮し、今回の広告費は不動産屋の要望月数で決着です。
大家の経営判断ですね!お金もったいないですが
(暫くは缶詰と佐藤のご飯の日が続きます 泣)
契約が決まっても
礼金カット
賃料カット
広告費数ヶ月
儲かりませんわ 泣泣
不労所得でリタイアへの道は遠し (笑)
なにわともあれヤソマー魂『近江商人三方良し』の精神でいきましょう。
苦学生の応援、ひいては学術への貢献と捉えましょう。