三流外資系サラリーマン大家のブログ

不動産、金融商品、三流サラリーマンの悲哀

僕は会社員というものをどう捉えなおしたか?

三流外資系サラリーマン大家です。

最近フミコフミオさんの
『ぼくは会社員という生き方に絶望はしていない。ただ今の職場にずっと……と考えると胃に穴があきそうになる』

を半分程まで読みました。なかなかもってアバンギャルドな文体によって楽しく皮肉に笑いながら読み進めましたが、就職氷河期世代としての会社への勤め方、会社員としての自分というものを見直させてくれる作品であります。
個人的に氏の会社組織への愛情も垣間見れました。

会社員はポンコツだがその中にも楽しさがあると感じさせられる作品で会社員人生って一体なんなんだろうかと考えさせられます。


そう考えますと我々、就職氷河期世代は

『良い大学を出て良い会社に入れば良い生活が待っている』

という親世代の盲信を信じこまされ、大学に行きはしたが、就職は氷河期であり就職出来ないものも多数生まれ、良い大学を出て就職しても「実務が出来ない無能ヤロー」の烙印を押され心身共に病まれる方も多い世代です。

今の私の状態かもしれませんが、会社で出世をしたところで理不尽に上司に指示されたり、全く自分に関係のない案件で無実の責任をとらされます。

また現在の会社組織は常務や専務であっても自らプレゼン等の槍働きをせねばなりませんし、上役である社長の理不尽な指示に従わねばなりません。
大企業の社長であっても滑稽で画一的なスティージョブズかぶれの身振り手振りでプレゼンをせねばなりません。

今のご時世、個人でも社会に貢献するお仕事は出来ますし、大家として間接的ではありながら学術、文化の向上に役立つ事も出来ます。
会社に勤めていれば問題無しという価値観は崩れ、いつまで会社に留まれるか分からない時代になっております。
サラリーマンは社畜で無能、クソポンコツ、独立起業こそ正のような風潮もあります。


そのような状況下で逆に会社員、管理職として組織に勤められているというのも貴重な経験かもしれません。

私は会社員、サラリーマンのお仕事というものはどうしようもなくクズで、創造性のないものと認識する一方で、修行の道としては最良のものでないかと考えております。
なかなかもって一般社会でこれだけの苦難や苦悩を振りかけられる事はありません。(笑)
人生の修行の場としては最高でしょう。


精神と肉体が破壊されるまでは、数ヶ月程人間観察の場、精神への荒行の場、反面教師的な組織学、経営学の勉強の場としてのうのうと会社員を勤めてみるのも一興です(笑)カネも入って来ますし

くれぐれも精神と肉体が悲鳴を上げない限りにおいてですが(笑)