三流外資系サラリーマン大家です。
わが社において販売会社へ出向、転籍となったメーカー出身の本社部長クラスが続々と自己都合退職へ追い込まれています。
10年近く前からメーカーで私の上司でありました部長も年内に退職となってしまいました。
さて私は今販売会社に子会社転籍しておりますので、販売会社の方にメーカー出身部長が次から次へ退職する事に関する意見を聞いたところ次のような回答が多数を占めました。
『財閥系メーカー出身であり現場の事も知らないし、現場の社員の人生も気にかけてないから辞めても何も困らないんじゃない?』
と手厳しい意見がかえって参りました。
第一線の販売においてはそうかもしれませんが、個人的には経営として組織を束ねる、組織を瓦解させないという意味においてはメーカー出身社員の果たす役割は大きいと思います。
組織を束ねるには知識、人格、教養がなければ人はついて来ないのでは?
メーカーの力が強く統制の効いていた、入社当時の20年前から比較すると組織の力が非常に弱くなっているように感じます。
組織を束ねる部門長が定年退職出来ないのですから社員の組織に対する忠誠心も薄れる事でしょう。
今回の先輩の退職については、唯一組織内で尊敬出来る先輩であったため残念でなりません。
私の殉職時期もそろそろのようです。しかしあくまでも経済的合理性は追及します。