三流外資系サラリーマン大家です。
一流大卒サラリーマンは安定しているのか
身近な事例で考えてみました。
一流大学の定義が良く分かりませんが
世間で言われているMARCH以上を想定
しています。
大学フィルターで足切りにかからず、
数次にわたる面接を突破し
人もうらやむ高給で人気の高い大企業に
就職した人を世間一般では
勝ち組一流大卒サラリーマンとして
認識されていると思います。
我が親会社メーカーも過去は
まあまあ人気が高い旧財閥系であり
採用は早慶レベルがメインで
おぼっちゃま採用のMARCHが少々という
状況でした。
メーカーなので給与はそこまで高く
ありませんが、30代後半で10百万円の
大台にのる状況でした。
旧来の終身雇用であれば定年まで
雇用は守られ、50歳代になれば
天下りで販売子会社にお飾りの
部長や社長として就任することができました。
さらに退職金も親会社、子会社分双方分を
入手出来ていました。
これだけでいけば、勝ち組であります。
しかしここまでは10年程過去の話です。
1990年代と比べ30年経過し
日本企業も大きく様変わりしました。
わが社だけかもしれませんが
役職がつけばつくほど責任は増大し
職務上は損益責任を受け、
自由に使える予算はなく
土日休めば非国民扱いされ、
定時はサービス残業を強要され
9時以降の退社です。
役職がなくても周囲の同調圧力で
夜遅くまで仕事をしています。
会社が大好きで、人生を会社の
為につくすのが生きがいの人で
あれば良いのですが、
そうではない方が多いようです。
また過去は親会社、子会社の序列が
明確で親会社キャリア採用は子会社の
上層部として君臨出来ました。
社内学閥も存在しぬるま湯でありました。
しかしながら、実力主義の世の中となり
社長も外部からヘッドハンティングされ
旧来の学閥は無くなりました。
全てが実務能力次第です。
キャリア採用組の多くの方は営業や生産の
実務をしていませんので、現場力が無く
出世が出来ません。
販売会社に出向で出された親会社籍の
社員は40代になっても役職もつかず
必然的に年下の販売子会社プロパーの
社員の下で働かざるを得ません。
企業で通用する能力が無かったのかも
しれませんが、そのような早稲田大学
政経学部卒で役職がつかない40歳以上が
わが社にはゴロゴロいます。
役職がついても守ってくれる学閥が
無くなった為、パワハラで精神を
病んだ方たちも多数いらっしゃいます。
あきらかに一流大卒であれば安定的な
生活をすることが出来た時代とは
異なっています。
財閥系会社として学閥があり
稲門会や三田会で集まっていたころが
遠い過去のように思えます。
実務能力に長けていることが
最重要視されている現在では
一流大を卒業しているだけでは
安定しません。
逆にお受験で勉強だけしかせずに
大学に入学し、受験プライドで
人を見下しているような人たちは
不遇なサラリーマン生活を送っている
と感じます。
何にせよ実務能力若しくは特殊能力が
なければ生き抜いていけません。
厳しい世の中です。
私はヤソマーで泥臭く鍛えられていたので
過保護にならず良かった。
鹿児島での販売会社生活が生きました。