三流外資系サラリーマン大家です。
新年が始まり、初詣致しました。
ここ30年程ずーっと和歌山県伊都郡かつらぎ町天野にあります。丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)に参っております。
別名は天野大社(あまのたいしゃ)です。
弘法大師空海が高野山を開創する際、猟師と二匹の黒白の犬がお大師さんを高野に導いたという言い伝え等が残っており、高野山とは非常に関係の深い神社です。
詳しくはホームページやウィキペディアでの参照をお願いします。
丹生都比売神社公式ホームページ
https://niutsuhime.or.jp/
さてさて自宅から山に入ること約40分でかつらぎ町天野に到着します。
天野は標高約450メートルの山の中に突然現れた盆地であり、山上にも関わらず水田があります。寒暖の差が大きい為、美味しい天野米が生産されています。
白洲正子『かくれ里』のなかでこのような記述があります。
「こんな山の天辺に、田んぼがあろうとは想像もしなかったが、それはまことに「天野」の名にふさわしい天の一角に開けた広大な野原であった。もしかすると高天原(たかまがはら)も、こういう地形のところを言ったのかもしれない」
その高天原のような天野の里の東端に世界遺産 丹生都比売神社が鎮座しております。
紀伊山地の霊場と参詣道として世界遺産に登録以降、劇的に参詣客が増えております。
20年前は和歌山ナンバーの軽トラでごく地元の和歌山民しか来なかったのが、今では他府県ナンバーの高級車の多いこと多いこと。駐車するのも一苦労です。
やっとこさ駐車し、外鳥居から順にお参りして行きます。
外鳥居
太鼓橋
杉木立と鳥居
楼門
あらためて紀伊国(きのくに)和歌山の杉木立や杉林の存在感に驚きます。
建造物も美しいですが、周辺の杉林が凛とした霊場としての空気を醸し出してくれています。
天野の里へと登る山道、山道から見渡す眼下の風景、高天原のような天野の里、高野を守護する女神の社と美しい風景が日常生活を忘れさせてくれます。
隠遁(いんとん)生活も悪くない(笑)と思わせてくれる丹生都比売神社でした。