三流外資系サラリーマン大家です。
初めて自分の目で開墾した高野のスイカ畑を確認しました。
畑の分際で駐車スペース(3台分)も造成してもらっています。(笑)
スイカ収穫はもう終盤であり自家用に食べる位しかありません。
(生産地高野は山上にあるため昼夜寒暖差が大きいためスイカの歯触りがよく、糖度が高く適地のようです)
しかしながら、生で見た高野の風景は最高であります。
遠くの海南の方の紀伊山地の山々が美しく神々しく見渡せます。また山上の為風が強く夏本番なのに涼しい位です。
この山には高野寺(806年大同年間に伝教大師最澄建立)という大寺院があり、鳥羽天皇の皇后であり保元の乱(平安時代末期 1156年)の原因を作った美福門院が自らの荘園である荒川の荘に滞在していた頃、高野寺を高野山に見立てて毎日遥拜したと伝わっております。
写真のポイントは地名大門というところであり、まさに高野寺への入り口です。
平安時代から延々とつながる歴史を思い浮かべながら、神秘的な紀伊山地の山々をみていると、些末な事などどうでもよくなります。
「憂き世をはかなむ」
仏教的厭世観から、いとうべき現世。つらいことの多い世の中。無常のこの世。
とはこのようなことなのかなと考えてしまいます(笑)