三流外資系サラリーマン大家のブログ

不動産、金融商品、三流サラリーマンの悲哀

中国人お客様接待 ワンバイワン3時間 花はん別館椿

三流外資系サラリーマン大家です。

約1年に渡り担当営業が迷惑をかけたお客様と会食を実施しました。

お客様の社長はほとんど日本語が喋れず、私も彼と深く話すのはほぼ初めての為なかなかもって緊張します。しかもワンバイワンであり、中国語は大学卒業以降20年進歩しておりませんし、かなりの部分忘れております。
使用するのも年に2~3回レベルです。

付け焼き刃で社長の出身地である大連を地球の歩き方で調べたりして、なんとか楽しい時間にしようとあがいてみました(笑)

社長の食の好みも分かりませんので、高級日本料理花はん別館椿を予約しました。
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さてさて会食が始まり、ビールを手始めに、お食事を大量に注文しました。

作戦通り出身地大連の話に持っていきましたが、地球の歩き方には大連中心部しか載っておらず
『あー私の家 この地図には載ってないな』
であえなく撃沈です 泣

しかしながら、ビールの乾杯の中国式作法の話(年上の人のビールグラスが少し上になるよう、若い人が手で支持する)から中国の文化、中国の古代文化へと話が移りました。

儒道的一部分"孝"文化について社長が色々と教えてくれます。それに対し日本企業において儒教的側面が無くなっていると私も思っておりますので話が噛み合って来ました。

儒教や古代中国の文化等の専門的な話になりましたが、我々日本人には発音やピンインが聞き取れなくても必殺技の筆談(笑)があり内容の9割りは理解できます。

身分の高いものや経営者が持たねばならない6つの道 六道=六芸
礼:礼儀
楽: 音楽
射: 弓
御:馬車を操る技術
書:書道
術:算術

についての話や

儒道的感恩的心:恩を感じる心
が無くなり最近の中国の若者は自利(自らの利益を追うばかり)になっている、東洋の相手を重んじる文化を忘れ、西洋文化に染まってきている
等との意見交換が中国語で出来ました。

我が外資系会社で起こっている目の前の1ヶ月を切り抜けられさえすれば後は知らないという経営スタイルと見事にマッチします。(笑)

ノートに書いてさえ貰えれば理解は簡単ですが、更に漢文や中国の歴史についての基礎知識があればもっともっと言葉が分かって来ます。

西安六朝的首都
と言われれば六朝がどれか簡単に分かる歴史的素養が必要ですし

酒逢知己千杯少
話不投机半句多

気が合う人とは時間がいくらあっても足りない
気が合わない人との会話は難しい

等のことわざ等も唐突に話し出しますので単に語学だけでなく広範囲な知識、教養が必要です。

結局社長とはほぼ初対面でしたが、3時間に渡って沈黙無しの会食となりました。大成功です。


中国の方との交流は単に語学のレベルアップだけではなく、儒教等の日本が無くした文化も感じとれるので最高です。
まだまだ知らない事が沢山あるのでもっともっと知識を広めねばと感じました。

高校時代漢文の知識が20年後に生きてきます。もっともっと勉強してれば良かった(笑)

基礎的な知識や教養は思ってもみないところで、人生を助けてくれます。
日々勉強し知識を深めねば




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