三流外資系サラリーマン大家です。
私はもともとメーカー採用であり役職者転籍により子会社籍になっております。
(既に親会社の退職金もらい済)
さて今の販売子会社には親会社メーカーで部門縮小となり行き場のなくなった人達が大量に出向してきています。
その大多数がポンコツ呼ばわりされ、現場の仕事が出来ないので本社管理部門で幽閉されております。
なぜ販売第一線の地方に行けないのか推測してみました。
1.お客様および営業所の社員が怖い
2.業界関係者を見下している
3.自分の無力さが露呈するのを恐れている
我がメーカーは結構お坊ちゃんお嬢ちゃんを採用しておりました。大学は早稲田で学部は政経がデフォルトであり、中学受験経験者がざらです。
我々の業界に入りたいから入社したという動機もなく財閥系だから入社したというクソみたいな志望動機のヤローばかりです。
(ヤ○マーの同期で農業ビジネスに関わりたくない、漁船やエンジンに興味ないとか言ってる奴はほぼ皆無でした。)
それゆえ現場第一線の人達と共通の会話が出来ないので、会社としても営業所や現場に出すことが出来ません。
若い20代ならまだしも30中盤のオッサンだとプライドも邪魔し販売第一線に馴染めないと思います。
さらに根底には現場作業の人間を『勉強出来なかったくせに』との18歳時点の入試勉強の出来不出来の過去の実績だけで差別しています。
そのように差別するのも自分が現場仕事で全く役に立たないという事を自覚しているからだと思います。
現場の勉強では彼ら以下なのであります。
実際『俺なんかお金稼ぐ営業も出来ないし、資料作る事しか出来ないですから、これで生きて行くしかないのです』と飲み会の席で喋っていました。
彼らを見下し、業界知識の勉強をしないのも一つの考えであり、私は否定しません。自分の得意なもの秀でたもので生計を立てれば良いのですから。
しかしながら彼らは会社を辞め、転職する気も独立する気もありません。あくまで会社にすがるつもりです。
会社を利用しメイクマネーすることしか考えてないポンコツの私が偉そうに言えませんが、残念ながら日本の教育システムで燃え尽きてしまった人は多いのかもしれません。
(試験で良い点をとることにしか興味がない人達)
一方高学歴で販売子会社に出向中でもバリバリ働く一流外資系サラリーマン君もいます。
なぜこんなに差があるのだ?彼のモチベーションは何なのか?興味深いです。
残り少ないサラリーマン人生、こんな新たな発見を楽しみに生きていこう。