三流外資系サラリーマン大家のブログ

不動産、金融商品、三流サラリーマンの悲哀

外資系企業社員の将来 (その場しのぎ経営と一戸建て購入)

三流外資系サラリーマン大家です。

現在の外資系会社に入社してから10年以上経ちましたが、あらためて外資系企業に勤める困難さを感じております。


何が問題かというと場当たり主義的な政策の変更であり、景気の波に合わせた事業の大幅拡大と、大幅縮小を繰り返すことです。
尚、会社上層部は過去の事や都合の悪いことはニワトリのように3歩歩けばすぐ忘れます。


例をあげると
我々が中途入社した2006年頃は事業の大幅拡大期であり、グループトータルで人員を200人増やし店を100店舗増やしました。

その2年後リーマンショックの影響で人員を250人削減し店を120店舗減らしました。

『こんな馬鹿げた政策変更を糧に二度とこんな無駄は起こさない』と会社全体で決めておきながら

再度2011年の震災以降、2015年頃から我々の所属する事業を経営の柱とするということで、グループトータルで人員を200人増やしました。
どうせ同じ轍を踏むのだろうと思っておりましたら案の定

2019年からは売り上げをあげるための商品や土地を大量に全体の約5割程売却していっております。
(我々の事業部は賃貸業なので賃貸する物件を売られては商売できません)

まだ会社として人員に手をつけてはおりませんが、5割も貸し出す商品が減少したので従業員は必然的に暇になりやることがありません。

勘のよい社員は会社の先が長く無いことを見越し転職し始めております。

外資系企業は、企業運営に安定感が感じられずヒヤヒヤものなのは事実であります。

メーカーから天下ってきた本社事業部長の言葉が如実に物語っています。
(この無責任な事業部長がずっと2006年から2019年まで事業の中心にいます)

『こんな販売会社に入社して社員が土地付き、一戸建てを5000万円35年ローンで買うということ自体が間違っている。いつ首になるのか分からないのに』

同じメーカー天下り組の私も冷徹に考えるとそのように思います。流石にそこらの地方私大出て地方販売会社に就職して平社員が5000万円の一戸建てを購入するのはやりすぎかもしれません。

(なんといっても課長である私のマンション57平米は300万円です。それでもカネナイカネナイ副業副業しているのですから)

しかし、従業員が土地付き一戸建ての夢を見れないような会社ではどうしようもありませんし、従業員のその夢を叶えるのが事業部長の仕事だとも思いますが、、、


外資系だけの問題ではなく、日本全体において50歳以上の統括管理者の能力不足も影響しているのかも分かりません。

それともわが社が元は財閥系の子会社であり、メーカー社員の親はほぼ全て財閥系の大企業の重役で子供を子会社にコネ入社させてきた弊害が出ているのかもしれません。

親の七光りでコネ入社してきた人達が天下りし、今や販売会社の常務、執行役員、事業部長といった重要ポストについています。
(コネ入社なのでグループ社員の雇用を守る等という発想はこれっぽっちもないでしょう。自分のメンツを守ることにしか興味ありません)


こんな会社が生き残れる訳もないので、私は自己研鑽に努めます。